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トレース・エレメンツ展に行って考える。
 trace elements 
トレース・エレメンツ ─ 日豪の写真メディアにおける精神と記憶

19世紀の発明以来、写真は記憶や時間の痕跡を記録するメディアとして機能してきました。しかし現代では、過去のイメージを見直し、書き換え、ありえたかもしれない記憶と経験を想像/創造するための、私たちの身近な装置でもあります。
白黒写真からヴィデオ・インスタレーションまで写真メディアの伝統と革新を横断する本展は、日本とオーストラリアの10名のアーティストの実践における「トレース(痕跡)」の現代性と文化的な共鳴を、2名のキュレーターが探ります

日曜日の夕方、すらっとトレース・エレメンツ展を見に行ってきた。
午前中泳いだプールの塩素がきつく、焦点回路がぶっ壊れた目で展覧会を見るのはかなりきつかったが、なかなかに印象深い展覧会だった。

トレース・エレメンツ=痕跡の要素

過去・写真は真実を語るに足る重要なメディアであったが、デジタル技術の進化と共にその信憑性をも疑われる存在になりつつある。
広告界では、昨年のカンヌを受賞したdoveの「evolution」が、その技術進化を逆手に取り、歪んだ現代の美意識を浮き彫りにする事に成功したが、今回の展示会は、そのような写真・動画という存在を改めて考えさせられるような作品が多数存在していた。

その中でも特に印象的であったのが二点。

○Philip Brophy -Evaporated Music-
マライアキャリーのミュージックビデオの音楽をごっそり抜き取り、新しい音を被せているビデオアート。
本来は、夜の川原でタイヤのブランコに乗り、水面を撫でながら歌うマライアキャリーの歌声に魅せられて、子供達が親の目を盗み川遊びに繰り出すストーリーなのだと思うが、音楽はPOPではなく、まるでホラー映画のBGM、マライアの歌声も低音の不気味な呟きに変更されている状況のその映像を見せられると、ハメルーンの笛吹きさながらに、子供を川へ入水させる魔女の呪いの歌声といった様相。
公式サイトでも語られていたが、「マスメディアによって伝達されるイメージの真実」を突いた作品。
更には、昨今のプロサンプション「生産消費者」の中核を担うネット上のマッシュアップ作品にもこの雰囲気を持つものが見受けられるところが大変興味深いと感じた。
※プロサンプションについてはこちらをどうぞ。

○Alex Davis -dislocation-
灰色の小部屋で自らが覗いているモニターには、その後姿が移っている。
自分が覗いている背中では、猛犬が放たれたり、怒りに満ちた白人が怒鳴り散らしたりしているが、ふと後ろを振り向いても、そこには何も起こっていない。
原理は簡単で、リアルタイムの映像に動画を合成して流しているわけだが、立体音響で、犬がいきなり現れて吼えられると思わず振り向きたくなるのが人間の性。
現実と虚構のハザマを同時に体感できる初体験な作品でこれもまた面白かった。

両作品とも、人間の真実を規定する感覚に対しての挑戦的な作品で、昨今のマスメディアに対する信頼感の暴落っぷりとか、近隣諸国で多数繰り広げられる国威発揚の為の情報歪曲とか諸々思いをはせる部分が沢山あり考えさせられる展覧会だった。
もちろんわれわれ「広く告げる」事を生業にしている者としても襟を正さなければならない。

残念ながら本日13日で展覧会は終了してしまっているが、初台の東京オペラシティはICCもあるし、また足を運んでみたいと思う。
| turbo10 | Art | 22:30 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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リンク張っていただき、ありがとうございます!

「プロサンプション(生産消費活動)」は、
現状の「生産」対「消費」という既存の枠組みから飛び出た消費者の生産活動なので、
既存マスメディアが構築してきた各種イメージを破壊するパワーを持っている、と考えられるかも知れませんね。

どちらが真実/事実なのか?という問いは置いておいたとしても、時代が「プロサンプション」を受け入れつつある方向に動いていることは間違いないと考えています。
| 梅田 | 2008/10/14 6:28 PM |









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